2015年04月13日

爆音3ピースの真実

■DISC NEW■
Best of Tornado
凛として時雨
15.0211rintosite.jpg★★★☆☆

 爆裂ギター、硬質テレキャスサウンズの乱声。爆音3ピース。影あるハイトーン、男女ツインヴォーカルの絶叫コンストラクション。超テクリズムアンサンブル、などと奇跡のバンド“凛として時雨”の初ベストが到来。02年より始動で活動12年超えのベテランバンド。初期の尖がりまくる構築もUKのエンジニア“John Davis/ジョン・デイヴィス”(Led Zeppelin、FKA Twigs etc.)による現地リマスターで現代的に整えられた。ノーマルエディションのほか。DVDと初期デモ+ライブ音源入の盤がカップリングの版もあり

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2014年12月27日

全開歌謡アルバム

■DISC NEW■
プランC
Cocco
15.0105Cocco.jpg★★★☆☆

 今年(2014年)3月のミニアルバムリリースに続き半年あまりでCocco、8枚目めのフルアルバム、リリース。今作では、今年の初旬に行った自身初舞台『ジルゼの事情』の劇中歌「ドロリーナ・ジルゼ」をコンパイルして2曲目、全曲中でも目玉的存在感示す。全体としてバラエティありながら、明るめ軽快なポップスが多く日本語詞、当然ながら彼女の歌声を前面にした歌謡アルバム的な印象。個人的にはロック調のアレンジが「らしくて」しっくり来る。それとやはりミドルテンポの聞かせる系にすごみあり

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2014年12月24日

詩的繊細エレクトロニカ

■DISC NEW■
帰って来たゴースト
ツジコノリコ
14.1123tuji.jpg★★★☆☆

 静謐なエレクトロニカ&ヴォーカル。日本語詞、時々英語でウィスパー気味、とつとつとした独特な節回しの歌が特徴的なのだが、不思議な既視感を覚える。音数少なく研ぎすまされた音使いとミキシング。素朴でナチュラル、オーガニックなテイストが響き渡る
 パリを拠点にしたアーティスト、“ツジコノリコ”、07年作『SOLO』に連なるオリジナルソロアルバム。このところコラボ作が続いたが、久々のソロで多数のゲストミュージシャンを招いた渾身の作。しかし力みのない出来上がりに

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2014年12月21日

質・量 充実アルバム

■DISC NEW■
日出処
椎名林檎
14.1107shinarin_hinode.jpg★★★★☆

 初っぱなからド派手なビッグバンド従えた曲から始まり、最近アリーナライブでもあった、キャバレーチックなしっとりとアダルティなムードを掲げる。続いてロックナンバー。激しめの編曲でもまるで負けない孤高のヴォーカル。歌い手として並外れた力量を持つわけだが、今作ではこと曲ごと腕利き参加ミュージシャンを色々と従えての優れたプロデューサーとしての手腕も発揮している。『三文ゴシップ』以来、5年半ぶりのオリジナルアルバムはそれまでのドラマタイアップなど数曲の過去作もあるがそれれがアルバム曲順の後半に固めている。しっとりと豪華でやはり、大人の色香をただよわせた妖艶さをかもす。埋もれず、研ぎすまされており、何しろ物量感というか、質感、充実さ半端なきアルバム

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2014年12月13日

MONOの同時発売アルバム

Rays of Darkness
The Last Dawn
MONO
14.1106MONO_Rays.jpg14.1105MONO_TheLast.jpg★★★☆☆

 人生を映す、闇と光。ここに焦点をあて、それぞれのくくりでパッケージ。今両作では、これまでオーケストラとの共演で培った大仰壮大から一時退避しバンドサウンドに回帰した渾身の作。それでも聞いていてあまり変化はわからない。壮大さもそれほど変わらずに、とことんシネマティックでドラマ性を帯びている。ぶれずにひたすら我が道を往く孤高のバンド。
 日本より海外人気が高いインストバンド、“MONO”が放った、2作同時発売アルバム。闇方向は「Rays of Darkness」、光方向は「The Last Dawn」らしいが、どちらもダークで深淵、麗美かつ壮大な相似形

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2014年12月09日

ナチュラルに技巧派ユニット

Method of Slow Motion
How to count one to ten
14.1017Howto.jpg★★★☆☆

 春風のような爽やかさあふれるサウンズ。清廉なアルペジオ連奏、変拍子、展開の妙で繊細なアンサンブル繰り広げる、3ギター+ベース+ドラムの5ピース インストユニット。技巧派部類に居る未来派。ポストロックと呼ぶべきか、独特の清らかさは無二の魅力
 ソロ活動も進める奥原祐太なるギタリストを首謀者としたバンド “How to count one to ten”、3rdEP。目玉は途中、M8「mathematics;re”」における語りの挿入。落語家、立川吉笑と、興幻◎し (きょうげんまわし)の本名竜也によるラジオドラマの一編は違和感があって、不思議いい味

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2014年11月30日

林檎のアダルティ

■LIVE REPORT■
椎名林檎アリーナツアー「林檎博'14 −年女の逆襲−」
14.1129ringo.jpg★★★★☆
 
 ビックバンド、オーケストラを従えたゴージャスでアダルティなステージ。終盤に圧巻のキャバレースタイルのステージング。何よりも正面に据えられた5面の巨大モニターが繰り出す映像群に圧倒されたが、このキャバレー演出時も特に大道具を持ち込まずに映像だけでゴージャス・キャバレーを顕在させた。ステージ演出、照明技術の最新系を見せつけられる。林檎さん本人も堂々としたアクトレスぶり。冒頭、彼岸からの渡船に始まり、中盤以降は最新アルバムのビジュアルにもあるモンローを模したキャラ設定からのキャバレーへとよどみなきリンケージ素晴らし。MCはラスト、アンコール時に少し。正しくはアンコールなのかさえ分からない不思議な終幕。何かアクシデントか。ステージから遠い席の影響なのか頭ら辺はベースがわんわんハウってて聞き取りにくさマックスではあった。
 椎名林檎、8年ぶりアリーナツアー「林檎博」初日でさいたまスーパーアリーナにての観ステージ
 それでも、スゴイとしか言いようのないクオリティのステージ

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2014年11月03日

静けさ優しさ異邦の響き

■DISC NEW■
Neuma
YankaNoi
14.1018YankaNoi.jpg★★★☆☆

 フォーキッシュでどことも知れぬ異国風情感じる女性ヴォーカルもの。アンサンブルはギター&ドラム、ホーンセクション、民族楽器など様々な楽器が重ねられるが、すき間があって、とても静かである。ヴォーカルはウィスパーめで優しく浮遊してく。時折歌声は重ねられキレイなコーラスを形作る
 “トクマルシューゴ”との仕事で知られるマルチプレイヤーの“ユミコ”によるバンド企画、“YankaNoi/ヤンカノイ”1stアルバム。面子としてはヴォーカルのユミコが詞・作曲、ギター・ピアノ・ミキシングにトクマルシューゴ、ドラムに岸田佳也、コントラバスに田中馨、らが中心。海外公演も多いトクマルシューゴでの活動の中で、世界の音楽にふれあった“ユミコ”の体験がベースにされてる。東欧系、中央アジア方面の気配も少し感じる

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2014年11月01日

TKのピアノから始まるアプローチ

■DISC NEW■
Fantastic Magic
TK from 凛として時雨
14.1019TK.jpg★★★☆☆

 前半からの激情美麗トラックの流れから、中盤で少し落ち着いて聞かせる系の波を作り、後半にはある種特徴ある曲をいくつか収めて、全体像として緩急ある構成。ピアノを主体にストリングス、ギターが緻密で繊細なアンサンブルを作る中、TKの特徴あるファルセット&ウィスパーな男声がからみあう至高の音楽体験
 “凛として時雨”の首謀者、“TK”のソロプロジェクト、“TK from 凛として時雨”の2ndアルバム。12年発の1st 「flowering」以来のアルバムレンクス。目玉はM6「Shinkiro 」でCharaとのヴォーカルコラボ。TKのウィスパーになじませCharaの歌いも切なく甘くからみつくように窯変してく。

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2014年10月29日

山本精一のフォーキーな矛先

■DISC NEW■
Falsetto
山本精一
14.1022yamamoto.jpg★★★☆☆

 ドラムとギター&ヴォーカルで構成された簡素な歌ものロック。味わいは6、70年代、加藤和彦やら、“はっぴいえんど”やらの良き日のロックスを感じさせる既視感。フォーキーで、かつ先進性を感じつつ、やはりどこかサイケな香りをただよわせる真骨頂。
 大阪を拠点とした大御所アーティスト、“山本精一”、オリジナルソロアルバムとしては11年『ラプソディア』以来のリリースのソロ作。“想い出波止場”、“ROVO”など膨大なユニットを掛け持つ中で、時たま放つソロ作はなんとも脱力感とすき間感あるアプローチで見逃すことができない

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2014年10月06日

不思議音楽遊戯系

■DISC NEW■
Savage Imagination
Takako Minekawa & Dustin Wong
14.0827TakakoM.jpg★★★☆☆

 キッチュなリズム系の積み重ねに繊細で民族チックなメロディが合わさりとても不思議で心地よき域に達するモンドミュージック。高揚感とは別方向の簡素でとてもチャイルドライクな、根源的で宇宙的な境地への達し様。彼らなりのアンサンブルは無二の存在感を放つ。
 嶺川貴子とダスティン・ウォングによるコラボアルバム第2弾で昨年に続いてのリリース。前作が築いた矛先をさらに先鋭化させ、さらにまた混沌として孤高の世界感を突き進む。希代の実験系職人2人の果てなきアンサンブル

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嶺川貴子twi

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2014年08月23日

大阪発ブラスロック成長期

ゴールデン・バラエティー
カルメラ
14.0820carmera.jpg★★★☆☆

 ゴージャスで躍動感にあふれるホーンセクション。ジャズ、ロック、ボサ、ラテンなどを縦断したタイトル通り、黄金のバラエティ盤。中でも、クレイジーキャッツ「ウンジャラゲ」をジャジーにカバー。クレイジーも元はホーンありのジャズバンドなんで親和性ありあり。大阪発のバンドでコミック色も強めか
 05年に始動、8人大所帯バンド、“カルメラ”、6thアルバムにてメジャー移籍第2弾。ブラスロック系の筋では注目株か。成長期の勢いあるバンド

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2014年08月15日

アレンジ多彩なセルフカバー

逆輸入 〜港湾局〜
椎名林檎
14.0702shina.jpg★★★☆☆

 活動16年を迎えた椎名林檎。これまでの他アーティストに提供した楽曲をセレクト、リアレンジを加えセルフカバーアルバムとしてパッケージ。アレンジャーは全11曲、すべて別人、多士済々の面子がピックアップされてる。元曲は知らねども、この曲ごとのアレンジの違いを楽しむのも一興。例えば、まあ、ほとんど今売れっ子だったり、大御所たちなのだが、大友良英(a.k.a. あまちゃん)、前山田健一(a.k.a. ヒャダイン)、大沢伸一(a.k.a. MONDO GROSSO)、小林武史(a.k.a. マイラバ)ほか。wowowでこれらプロデューサーが一堂に会した飲み会が流れていたが、それは濃いカオが揃ってた。これらを束ねた林檎氏もスゴい、と言うか、林檎氏ならではの企画。
 林檎氏の今後、11、12月にアリーナツアーが控える。そういえば、ソロのオリジナルアルバムは09年の「三文ゴシップ」以来インターバルが開いてる

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アルバム特設

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2014年08月03日

ラウドでシネマティック

Noise
BORIS
14.0621BORIS.jpg★★★☆☆

 重めのギターロック。メランコリックな日本語詞がこだまする歌ものロック。時にギターのフィードバックやトレモロを響かせるなどしたサイケな展開を持つなど、シネマティックでプログレライクな推進力を持つ。ハードでヘヴィな表の顔を持ちつつ、アーティスティックでアンビエントな側面もあり変幻自在な作風
 海外人気から日本に逆輸入されて来た感もあるトリオグループ、“BORIS/ボリス”の、新作アルバム。小細工なしの一発録りを信条とした渾身のバンドサウンドが骨頂。
 活動は92年より始動で96年頃より海外ツアーで研鑽し、海外メディアで注目されるなど徐々に人気を獲得し、著名アーティストともコラボするなどで名声を得ている。

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インタビュー(cinra)

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2014年07月25日

破壊と退廃のリミクス

第五作品集 remix album
downy
14.0628downy.jpg★★★☆☆

 5人組オルタナロックの“downy”の昨年リリース、5thアルバム『(無題)』のリミックスアルバム。“Fragment”ら“downy”のファンをうたうトラックメーカーたちが結集し、バラエティあふれるリミックスを展開。原型をとことん換骨奪胎して新たな息吹を与えた仕事たち。そのどれもが原曲の持つ、虚無・退廃・破壊の矛先を押し進め、ますますカオッシーにリプロダクト。
 “downy”は00年に青木ロビン(G & Vo)を核に始動。エレクトロニクスと映像、バンドサウンドを融合しポストロックの黎明と思しき時代を築いてシーンに君臨していたが、04年に活動停止、さらに13年に復活していた。変拍子で硬質なリズムが主導するインダストリアル テイストなロック。原形をとどめない程にエフェクトされたヴォーカルがサイケな香りをかもす破壊力あるロックを展開。

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インタビュー

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2014年06月06日

Coccoのミニアルバム

パ・ド・ブレ
Cocco
14.0514Cocco.jpg★★★☆☆

 Coccoの近作。3年半ぶりのオリジナル盤は6曲入りのミニアルバム仕様。最近の配信限定曲や新曲、カバー曲が収録。前作では出身地の沖縄をイメージした作りだったが、今作にその名残は見つけにくい。ミドルテンポでCoccoなりのエモーショナルに歌い上げる系、純真ヴォーカル曲が主体。たっぷり歌声を押し出した作り。
 最近では舞台初主演「ジルゼの事情」への出演や、エッセイ本をリリースするなど広くレンジを広げ話題多し。

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2014年05月30日

はかなきゆめのごとき

My Favorite Reverb
Lemon's Chair
14.0512Lemons.jpg★★★☆☆

 轟音ギターとリバーブの海を往く舟。しつらえはあまり頑丈ではなく、波に揺られ、風に揺られ往く小舟のようにはかなげ。男女混成ツインギターwithドラムで3ピース・インストバンド。シューゲイズと銘打つには少し薄味のレイヤー感。しかし美麗で耽美な世界観を保つ。
 2002年より始動、“イマニシマサシ”率いる関西のバンド、“Lemon's Chair”、約3年半ぶり2ndアルバム。自らのレーベル「High Fader RECORDS」持ち、国内のシューゲイズ・イベント「JAPAN SHOEGAZER FESTIVAL」を主催するなどで勢力的な構えだが、音楽的なオシは爆音とはいかない。はかなさをたたえ靄張りの海を往く

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2014年05月27日

矢野顕子のコラボワーク集

飛ばしていくよ
矢野顕子
14.0507yano.jpg★★★☆☆

 ピアノ弾き語りスト、矢野顕子のニューアルバム。オリジナルアルバムとしては5年半ぶりらしいが、純粋なオリジナルとは異質で、セルフトリビュートな色合いが濃い。テクノ風味のアレンジが多く聞きやすく現代的。
 原曲はほとんど自分の曲でアレンジを今時の作家に依頼。例えば、M1「電話線」は元々は矢野さんデビュー作(76年)からの曲で“sasakure.UK”が関与。原曲は“オフコース”の「YES-YES-YES」で自ら肝いりのアレンジ、“ヤノカミ”で埋もれていた曲を浮かび上がらせた。あとは、砂原良徳による、「在広東少年」だったり、タイアップ曲「ISETAN-TAN-TAN」は松本淳一が関与している。ほか、BOOM BOOM SATELLITES、AZUMA HITOMIらが参加。アメーバーのようにぬらぬらと広がりを見せる矢野さんの仕事

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2014年05月21日

壮大な宇宙観とともに

HYPER FOLK
bonobos
14.0407bonobos.jpg★★★☆☆

 前作から2年ちょっとぶりの“bonobos/ボノボ”新作で6枚めアルバム。前作「ULTRA」で拓いたシンフォニックテイストをさらに追求し壮大な宇宙観を築いた。幾分抽象的だった前作の霧が晴れたよな、何か「到達」したよな完成度を見る。
 ちょうどアルバムジャケットが前作のこれだったのに対し
14.0520ULTRA.jpg
 今作は大胆にコントラストがパッキリしたビジュアルとなったのに呼応する

さらに本拠であるダブ、ハード路線も食い込ませて厚みある構成
 目玉はM6「三月のプリズム」、緩急あるシネマティックな展開は圧巻の域

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アルバム

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2014年05月05日

TKのソロ作純情

contrast
TK from 凛として時雨
14.0408TK.jpg★★★☆☆

 切なきハイトーンヴォーカルが主導するシンフォニック・ロック。バンド名義のものとは歌が強調されてる部分で異質な仕事。轟音系はやや抑えられ、ストリングス系、ピアノなどシンフォニックなアレンジで厚みを加える。持ち前の疾走感はココでも炸裂する。切れ味鋭く、とても純化した矛先の作品に
 男女ツインボーカルで轟音ロック志向の3ピース、“凛として時雨”より、フロントの“TK”が放ったソロ名義によるEP盤。これまでソロとしては、11年4月にフォトブック、12年6月にアルバムも出しており。今作では3曲書き下ろし+カップリング2曲のワイドなEPに。カップリング曲はほぼ弾き語り状態のシンプルな構成に

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凛として時雨

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2014年05月01日

アート音楽の骨頂

ツァイトラウム
竹村延和
14.0409take.jpg★★★☆☆

 抽象世界に行方不明な音楽観が妙なトランス感を生む。音数少なく、わずかで些細に羅列により構成されてく抽象世界。至極静かで不思議な感覚を持たせながらの構成。人の声を加工し楽器の一部として重ねた仕事が特徴的か
 大阪出身で今はドイツに拠点を移した、現代音楽家の“竹村延和”による、ソロアルバムとしては12年ぶり『Zeitraum/ツァイトラウム』。ドイツ語で「時間」「期間」を意味するタイトル。自身、沈黙してきた期間と時間をタイトルになぞらえた。美術館やギャラリー向けインスタレーションなど、様々な時期、目的で作られた曲を集積。京都のレーベル「Happenings」よりのリリース

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2014年04月23日

突段、23年ぶり復刻盤

不備+5 Songs 〜SPECIAL EDITION〜
突然段ボール
14.0222totu.jpg★★★☆☆

 呪文の様なヴォーカルにシンプルなバンドスタイルのロックス。即興的アヴァンギャルドなアレンジメントでおおよそ不可思議な世界観を構築。その昔、7、80年頃の日本の「ニューウエーブ」がそのまま保存されているようでニヤリとさせる。といってもあまりシンセっぽさは感じさせない。原始的な音使いで良き日のノスタルジックなロック
 ジャパン、アングラロック界に長く君臨する、突段=“突然段ボール”、91年発表のアルバム『不備』の23年ぶりの復刻盤で、未発表を5曲カップリング。中でもM2「アラウンド・ザ・ロスト・ワールド」は18分近くの大作
 最近では昨年(13年)にボカロとコラボした作品「突然段ボロイド」で少し話題に

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2014年04月22日

即興スタイルなトリオ

Okite
カフカ鼾
14.0221kahuka.jpg★★★☆☆

 始まりはほぼ無音なもので、例えば外で聞いていようものなら何ら聞こえず、音がなってる所まで早巻してしまう常。静謐なインスト。しかしまるでオーケストラの様に最後の頂点をめざして突き進む音楽は、特に主だったメロディを築くことなく、その時々で様々な表情を見せる。深遠な森か、深淵な海溝か、未知なる世界か
 3人のコラボアーティストによるトリオ仕立て、38分1曲入魂の一枚は、“カフカ鼾(かふかいびき)”なるユニットのデビューアルバム。面子は、ジム・オルーク(シンセ&ギター)、石橋英子(ピアノ)、山本達久(ドラム)とソロ、もしくは他アーティストのサポートやらで近頃よく聞くが揃う。変幻鬼没なジムの仕事の中でよく会う3人が即興演奏の名の下で集った。ライブ活動も盛んらしく、今作もライブよりの音源をミックスしたものとs

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bandcamp

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2014年04月19日

究極のミクスチャ。「音楽」

-experimental mixture- in the world
灰野敬二
14.0219haino.jpg★★★☆☆

 「音楽」とは何か?と、振り帰ってしまうよな衝動に駆られる、ある種の衝撃作。
漂泊の前衛音楽家、“灰野敬二”のDJワーク。この世のあらゆる音楽をかき集め、断片を切り貼りし、重ね貼りしてまだ見ぬ新たな次元の「音楽」を創作。壮大すぎるのか、単なるオタク趣味か。耳慣れないせいか、正直、聞いていてスッキリと入り込める世界観ではない。究極の音楽コラージュ。
 13年の終わりにリリースの“灰野敬二”のDJ企画で、3枚組アルバム『in the world』総尺150分。これまでフリージャズ、ノイズ、ロック、トライバル、インプロビゼーションなどなど、活動40年以上自在な音楽を追い続けた氏が挑んだCDJによる「experimental mixture」。インタビューでは、膨大なライブラリを持ち「俺は一生のうち何回これらのアルバムを聞けるんだろう?」→だったら2枚同時にかけてしまおうと、そんな経緯が語られていた。音楽への異常愛が突き動かした「偉業」かな

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2014年04月15日

繊細にトリビュート

Tribute to Taeko Onuki
v.a.
14.0217TributeTO.jpg★★★☆☆

 ポップス界の大御所、“大貫妙子”、活動40周年企画でトリビュートアルバム2枚組。Disc1は新録、Disc2は過去音源の詰め合わせ。
 オモロいのは同じ曲を別アーティストがカバーしたトラックがあり、うち2曲は3アーティストによる競演で聞き比べの楽しみ味わえる。例えば、「色彩都市」は薬師丸ひろ子と原田知世がそれぞれ別アレンジで歌ってるのと、Disc1トリで“松任谷由実 with キャラメル・ママ”が新録カバー。また「突然の贈りもの」は奥田民生(新録)、竹内まりや、大橋トリオがカバー。参加アーティストは他、やくしまるえつこ、ハナレグミ、宮沢和史ら。
 “大貫妙子”、もとは73年に山下達郎らと組んだ“シュガー・ベイブ”でKey&Voしてたのが最初。ものすごく透明感があり繊細な歌声と楽曲。そのオシャレさも今もって色あせない。他アーティストとへの提供や、映画、CM曲も多く、職人の部類の人脈というイメージかな

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2014年04月11日

郁子さんとタムくんのデュオ

BAAN
原田郁子&ウィスット・ポンニミット
14.0214harada.jpg★★★☆☆

 ピアノ、アコギと少しのパーカッションによるシンプル&オーガニックな伴奏による男女混成デュオアルバム。2人して音楽でたわむれているような、即興風、一発撮り風のその場の空気ごとパッキングしたような、すき間がありユルさにまみれた脱力アルバム。優しさと温かさに満ちあふれたシアワセなスタイル
 “クラムボン”のヴォーカリスト原田郁子とタイ人マンガ家で日本でも活躍してるタムくん、ことウィスット・ポンニミットのコラボ盤。タムくんは日本の雑誌とかでよく見るマンガを書いており、日本には03年あたりから京都の大学で留学していたなどで日本との関係は深く、『ヒーシーイット アクア』なる作品では文化庁メディア芸術祭で受賞もしている。レコーディングはタイのタムくんの自宅で行ったと
 2人のコラボは10年に那須どうぶつ王国でのイベントが最初で、それ以来親交があったと。

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クラムボン 
Wisut Ponnimit 

 
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2014年04月09日

ぶれずにヘヴンリー

TOMMY ICE CREAM HEAVEN FOREVER
Tommy heavenly6
14.0215Tommyheavenly6.jpg★★★☆☆

 ゴシック&キューティなコスプレ、音楽スタイルを追求のソロスタイル、“Tommy heavenly6”の新作アルバム。“the brilliant green”のヴォーカル、川瀬智子のソロ企画にて、自らの“Tommy february6”名義と対峙するダークサイドキャラクター、“─heavenly6”の5thアルバム。スタイルとして、ハードロック、ゴシック路線を指向した音楽性。甘く切なくロックスタイル、嫌いじゃない
 川瀬智子、デビュー15周年企画にて“─february6”のアルバムとの連作らしいが、それは聞いていない。よくもココまで続けられたものだが需要はあるのだろう。今でいえば、“きゃりーぱみゅぱみゅ”が「─february6」も「─heavenly6」もごちゃ混ぜにした世界観で世界ヒットを成し遂げてるが、Tommyさんは相変わらずアングラで、しかし一向にぶれず突き進む。勇まし

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2014年04月04日

ごった煮 後藤ワールド

m@u
後藤まりこ
14.0106gomari.jpg★★★☆☆

 キューティ・パンキッシュな魅力全開。バラティあふれるアレンジにて構成され持ち前の不思議さエキセントリックさをも余すとこなく詰め込んだ異色作。どちらかというとヴォーカルを全面フィーチャでバンドサウンドよりは歌謡色がややありげなヴォーカルアルバム。
 伝説的パンクバンド、“ミドリ”の元ヴォーカル、現在では女優もしてる“後藤まりこ”、1年半ぶりソロアルバムにて2枚目フルアルバム。タイトルは「m@u」(まゆ)。木村カエラとの共作などで知られる“AxSxE”(阿瀬研一)ら多数サポートを得て仕上げた。“ミドリ”の頃から一貫してたジャズっぽさが薄れてやっぱり歌謡曲的な矛先
 13年7月からのクールでまさかのTV連ドラ『たべるダケ』主演し一気にメジャー指向の勢いかと思いきや事務所脱退などで少し迷走気味か

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2014年03月27日

http://capsule-official.com

CAPS LOCK
capsule
14.0108capsule.jpg★★★☆☆

 “Perfume”、“きゃりーぱみゅぱみゅ”の音楽的バックアッパーとして知られる“中田ヤスタカ”のホーム、“capsule”名義での約1年半ぶりアルバム。外部活動でのキラキラ・キャッチーなテクノラインとは一線を画す、自由主義で実験感覚にあふれた展開。ヴォコーダーで原形をとどめなくさせた、ユニットメンバー、こしじまとしこのヴォーカル。もはやヴォーカルさえ無くした曲も多く、テクノはテクノでもよりミニマムに、ドローンに、心象風景を描くよなアンビエントな方角をも示す。自身のホームグラウンドで目一杯躍動した展開は「み物」であるかな。味わい深し。

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2014年03月22日

KaitOのおだやかなテクノマジック

Until The End Of Time
KaitO
13.1225KaitO.jpg★★★☆☆

 ミニマルで疾走感ありながらどこか安らぎあるエレクトロ。おだやかで和風な色合いを感じさせる温和なスタイルが通奏している。
 東京を拠点にしたビートメイカー、”Kaito”(a.k.a. Hiroshi Watanabe)の4年ぶり8作目アルバム。今回も独有力テクノレーベル「KOMPAKT」よりのリリース。自身の子どもの名前からプロジェクト名を発し毎回ジャケットに子どもの写真を配していたが、今回より空をコラージュしたものに。「ゼロからのスタート」とリスートを狙った新展開。
 ビートレスver.も既にリリースされてる →試聴

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2014年02月11日

エレクトロジャズな毛色

Give it to me
Zycos
13.1226Zycos.jpg★★★☆☆

 ジャジーなスタイルをベースにエレクトロな指向性を持ったスリーピース。実験感覚と遊びのある音像。つかみ所のなさ、異色性、モンドミュージック。インストが主だが、ゲストヴォーカルを入れた歌ものも一部あり。ドライなドラムのビートで時折ツインドラムではじける趣向
 “ミドリ”のメンバーでもあった、ベーシスト岩見継吾ほか、2人のドラマー、服部正嗣、小森耕造によるトリオで07年に始動。今回が1stアルバム。それぞれがフリーのミュージシャンとして多彩な活動しており、実力者3人がユルいバトルをくり広げる展開

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2014年01月20日

癒しおだやかインスト

Cooking Our Leftovers
REVITALIZED
13.1224REVITALIZED.jpg★★★☆☆

 削ぎ落とされた音数でつむがれたやさしきギター・インスト。おだやかで癒しのスタイル。チルアウト、コンテンポラリー・ジャズ、ミニマル、ロック、アンビエントを交差した仕事。薄味ともとれるが普遍的である
 インストバンド、”rega”のギタリスト井出竜二とトラックメイカー、”oma”によるインストユニット、”REVITALIZED”、デビューアルバム。07年に都内のライブハウスで出会い、12年より始動。井出の原曲をomaが再構築して仕上げた

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2014年01月12日

活動2期めを総括アルバム

SINCE2
Spangle call Lilli line
13.1222Spangle-.jpg★★★☆☆

 清廉で穏やかな疾走感をもつポストロック、女子ヴォーカル歌ものポップの独自路線を行く”Spangle call Lilli line/スパングル・コール・リリ・ライン”の2枚組ベスト盤。バンド始動から15年でベスト2弾め。06年のベスト「SINCE」以降の音源を収録。アルバム収録曲他、アルバム未収録のシングルや初音源のもの、他disc2ではバンド代表曲「nano」のリアレンジ7トラックと豪華2枚組となってる。アルバムごとに時々のプロデューサーを招いて曲づくりしており、それらゲストとのかかわり合いも探れる作品集。disc2では竹中仁見(SALON MUSIC)、宮内優里、aoki laska、TK(凛として時雨)らがヴォーカルやリミキサーとして参加
 現在はバンドはヴォーカリスト産休中で10年よりライブ活動を休止しており変則活動つづく

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2014年01月11日

メロウな心象風景

だれそかれそ
ハナレグミ
14.0109hanare.jpg★★★☆☆

 永積タカシによる1人ユニット”ハナレグミ”のキャリア初カバーアルバム。サントリーのハイボールCM『ウイスキーがお好きでしょ』もカップリング、幅広セレクトでスタンダードなライン。中でも「多摩蘭坂(RCサクセション)」、ラブリー(小沢健二)がよかったが、全体がメロウな雰囲気で心象風景を切り取ったような胸にしみいる系が多し。インタビューで「永積崇青年のいろんなシーンのサントラ」とあるよう自身の振り返リを抜粋。中でも「多摩蘭坂」はその歌のルーツとなる国立への思慕が込められ国立ゆかりのミュージシャンとの共演で作られた。共演でいえば「オリビアを聴きながら」はスカパラとのコラボでフルバンド構成。静かめが多いがお祭りアレンジも挟まれて緩急ある構成

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アルバム特設

 
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