テリー・ギリアム
★★★☆☆少女趣味系オブラートに包まれたグロテスクな猟奇趣味的サイケデリックワールド。アメリカ南西部の荒野を舞台に一人の少女の「禁じられた遊び」がインモラルワールドへと昇華していく夢幻空間。
全てが少女の空想の中の出来事かといえばそんなシーンは数少ない。そのほとんどは現実的描写。ファンタジーなのだがほとんどリアル。かわいいけどキモい「カワキモ」テイスト。消化しずらい微妙な後味
予告編などの印象からギリアム版『不思議の国のアリス』とのイメージで観にいったが、アリスはアリスがなのだが、極カルト趣味なインディー系映画の様相。巨匠ギリアムの映画にしてはあまり評判が聞こえてこなかったが、観てみて納得。評価の別れるたぐいの内容。
元ロックスターの父に、日柄寝てばかりの暴力的母、しかも2人ともジャンキーという奇特な両親の間に育った少女・ジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド)は『不思議の国のアリス』を愛読し空想の世界にハマりがち。母親のオーバードーズ(薬物死)をきっかけに父親のあこがれの地ユトランド(デンマーク)を目指し父娘の旅が始まるが、なぜか海を渡らずアメリカ南西部あたりの父親の実家にたどり着く。父は日課の「バケーション(=ドラッグ)」に旅立つ。そこから少女の奇想天外な冒険が始まる。冒険のお供は人形の首。指に付けて会話し友達の4人の人形たちとは仲の良い姉妹のよう(後半そうでもない事が発覚する)。
まずは最近までおばあちゃんがいたであろう家の中を探り、線路脇の廃バスの裏を巡りホタルと戯れ、お兄さんとして慕うべき友達にも巡り合う。めくるめくファンシーな世界観も、結局「バケーション」から帰ってこない(薬物死)様子が発覚する流れから物語がいよいよブラックな方向へ急展開する。ラストに衝撃的トピックが待つ
少女・ジェライザ=ローズ役にはカナダ人子役スターのジョデル・フェルランド。夢見がちであどけない少女の面持ちから妖婦の一面をのぞかせる小悪魔的存在感放つ。白痴のお兄さんにはこれもカナダ人俳優のブレンダン・フレッチャーでカラックス映画のドニ・ラヴァン的快演ぶり
→電映嗜好
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想像していたのとは違って
騒々しい方にぶれた映画だったため、
いまいち私はノレませんでしたが…。
TB返し&コメントありがとう
想定外の展開にあ然としながら見やりました
ギリアム映画としてはも一つでしょうか
来訪記念にブックマークさせていただきました