クシシュトフ・キェシロフスキ
★★★☆☆薄暗い部屋に男たちの深刻な顔が浮かび上がる。表情や顔の輪郭が象徴的に浮き上がるよう計算されたライティング。男たち数名による会議シーンが延々と続く約45分間の小品。
ポーランドの共産党より除名された男が、それに反論しようとして委員会にかけあうが、統制委員の面々による尋問で返り討ちにあうというような内容。フィクションでありながら、除名男には実際に同じような境遇になった人が当てられ、委員会メンバーも実際の党員が出演し、話の内容やその場のリアルさを強調してる
映画が撮られた75年はまだ共産党政権下なのだが、数年後の民主化に向かうこの頃には、党内部に改革勢力が増し、今作のような執政をあからさまにする表現も可能であったと。またそんな党の実態を映画化することで内部への警鐘にしようという動きもあったと、監督の自伝にある。露骨に党批判をする内容ではないが、不条理な人民統制の一端を遠回しに映し出すドキュメント
特集上映『キェシロフスキ・プリズム』、ユーロスペースで7/17まで
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