演出:土井裕泰
★★★★☆TBSが50周年企画としてとりあげた『里見八犬伝』。自分、千葉県育ち、また仕事でもからみがあり馴染みのストーリーということで見てみた。2日に前編、3日に後編で都合4時間半、オールスターキャスト、中国ロケ敢行の超大作とのふれこみで多少の期待。
初盤、物語の核となる武将・里見家が打ち取り、行く末その怨念をかけられることになる悪女・玉梓の処刑の一幕、さらに里見家の令嬢、伏姫の腹から八つの玉が飛びだすまで。このあたりの前提描写がわりかし弱かった印象。CGの使いが荒いというか。それでも原作にある、伏姫を"気"によってはらませた忠犬、八房の存在をばっさり切り捨てた設定によって意外にもすっきりと見られた。
続いて玉を受信した八犬士それぞれの活躍と出会いの流れ。タッキー演じるメインキャストの犬塚信乃と浜路(綾瀬はるか)のラブストーリー中心に剣戟あり、出会いと友情、玉梓の妖術による魍魎跋扈に、戦国武将の思惑からんだおいしいストーリーは、こんなにもテレビ的だったか、と思わせる充実の演出。ことに物語後半からもテンポがよくなって図らずもにストーリーに引き込まれる流れの良さ。ラストのヤマで長めに展開の騎馬戦闘シーンはさすがに中国ロケのスケール感感じる仕上がり。原作の程よいアレンジにCGの融合もいい。キャストでは源八に押尾学が微妙なすかし。
たるめの前半にそがれた期待感も後半からつじつま合わせのように良くなって、満足感高し。TBSの局Dで劇映画初監督『いま、会いにゆきます』もヒットの土井裕泰が演出。衣裳、ワダエミ。脚本もいまを時めく大森美香と、キラ星のスタッフ編成で結果も実った、と見るが、、、果たして数字は。。。
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