無理矢理
★★★☆☆今年の春にオープンした吉祥寺シアターを一度見てみたいと、なんの知識もなく名前から面白そうで、"劇団、本谷有希子"を見る。
重みがあるかといえばそうでもなく、淡々としながらも時に熱い、なんとも微妙な空気感ただよう長屋もの。
とある屋敷に間借りする住民とその女主人をめぐるミステリーじみた愛憎からむ密室劇。幻想と死の香り、SM、近親相姦、夫婦交換などのイメージが、廃材ドアーをコラージュし全面茶褐色に塗りこめられ縦横に階段をしつらえた、一見昔の『岸田事務所+楽天団』を思わせるアングラ芝居的舞台装置で展開。その実テイストはクスリという笑いも点在する意外に軽みある小演劇なのだが、この手の肌ざわりは未体験ゾーンなもので、自分なりの評価に苦しむ。それでも何か今後大化けの気配ある劇団。可能性みたいな。次作はどうなるんだろう、の期待とか。
といってもこの劇団、本谷有希子。出し物ごとに演者をみつくろう「プロデュース・ユニット」らしいので今回の役者は今回限り?
ヒロイン、女主人に高田聖子。"劇団☆新感線"の看板女優で存在感抜群。入居してくる家族の主人役、菅原永二の怪演ぶりも効く。少年役、辻修も不思議系の存在感。あと少女役の初音映莉子、が華添える。たしか永谷園お吸い物、のCMにでてたアイドルタレントだったはず。
役者陣充実のアンサンブル
座長で作・演出の本谷有希子は、大人計画とかで役者のキャリア積み、00年にこの劇団を旗揚げ。岸田戯曲賞候補にも上がる、期待の若手作家らしい。20代の割に老成した作風。
オールナイトニッポンのDJもしてる 。多才やな
12/12まで。

吉祥寺シアター
→演戯傍観
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